クスノキの原木の仕入。
製造するのは樹齢約30年以上のもので、
樹齢の長いものほど樟脳成分が多く含まれている。
クスノキ原木を製材する。
原木が大きいものは製材所に持ち込み、
小さいものは自社のバンドソーにて行う。
木材チッパーで、製材したクスノキ原木を細かく切断する。
破砕したクスノキ300〜350kg 分を、ベルトコンベアで水蒸気蒸留窯に運ぶ。
クスノキに含まれている樟脳成分は、約1~2%。
樹齢とともに含有率は上がる。
水蒸気蒸留をするための水を、工場の裏山から流れ落ちる「布引の滝」の水を窯に取り入れる。
*写真は増水時です。
窯に火を入れる。沸騰するまで3~4時間、そこからさらに8~10時間かけて蒸留する。
パイプの中を通る水蒸気を冷却槽で冷やす。
沈殿槽にてさらに冷却させ、樟脳成分を結晶化させる。
精油をたっぷりと含んだ樟脳を、ざるで取り上げる。
脱水機で結晶と精油を分ける。
精油は数回濾過して、アロマオイルになる。
樟脳はその後乾燥させ、製品になる。
屋久島クスノキしょうのうは、このようにして出来上がります。